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猫の便秘は様子見で大丈夫?自宅でできるチェック方法と原因・受診の目安

「トイレに何度も行くのに、便が出ていない」
「小さく硬い便が少しだけ出ている」
「排便の姿勢をとったまま、なかなか出てこない」

愛猫のこのような様子に気づき、病院に行くべきか、もう少し様子見をしてよいのか迷う飼い主様もいらっしゃるでしょう。

猫はもともと水をあまり飲まない傾向があり、トイレの環境やストレスの影響も受けやすい動物です。便秘が続くと、食欲が落ちたり、嘔吐したりする場合もあります。

今回は、猫の便秘について、自宅でできるチェック方法と主な原因、動物病院へ相談したほうがよいサインを解説します。

■目次
1.猫の便秘とは?まずは普段の排便リズムを確認しましょう
2.自宅でできる猫の便秘チェック
3.猫が便秘になる主な原因
4.受診したほうがよいサインと避けたい対応
5.まとめ|便秘かもと思ったら、記録と早めの相談を

猫の便秘とは?まずは普段の排便リズムを確認しましょう

猫の便秘には、便がまったく出ない状態のほか、硬い便や少量の便しか出ない状態、排便に時間がかかる状態も含まれます。
便が腸内に長く残ると、腸で水分が吸収されて便がさらに硬くなり、排便しにくくなります。

食事の内容や水分の摂取量、年齢、活動量によって個体差はありますが、猫の排便は1日1回程度がひとつの目安です。

便秘かどうかを判断するときは、便が出ていない日数とあわせて、いつもと比べて回数・量・硬さが変わっていないかを確認しましょう。

自宅でできる猫の便秘チェック

便秘かどうかを確かめるときは、トイレ、排便するときの様子、全身の状態を確認していきます。

<トイレを確認する>

まずはトイレの中の便について、次の点を確認しましょう。

・便が出ているかどうか
・便の大きさや量
・コロコロと小さく硬い便になっていないか
・便の表面が乾いていないか
・血や粘液が付いていないか

<排便するときの様子を観察する>

次のような様子がみられる場合は、便が出にくくなっている可能性があります。

・何度もトイレに入る
・トイレで長くいきむ
・排便のときに鳴く
・排便の途中でトイレから出てしまう
・お尻の周りをしきりに舐める

なお、何度もトイレでいきむ様子は、尿が出にくいときにもみられます。尿が出ていない、または少量しか出ていない場合は、尿道閉塞の可能性もあるため、すぐに動物病院へ連絡し、速やかに受診してください。

犬・猫のおしっこトラブルと危険なサインについては、こちらをご覧ください

<全身の状態を確認する>

便秘が続くと、トイレ以外の様子にも変化が表れることがあります。
・食欲や元気の低下
・嘔吐の有無
・お腹の張り
・飲水量
・毛づくろいの様子
お腹に触れたときに体をよじって逃げようとしたり、鳴いたりする場合は、無理にお腹を押さないようにしてください。

<記録を残しておく>

愛猫の変化に気づいたら、便の写真、トイレに行った回数、最後に便が出た日を可能な限り記録しておきましょう。
トイレで力んでいる様子を動画で撮っておくと、便秘と排尿のトラブルを見分ける際の参考になります。自宅での記録は診察において大切な手がかりになります。

猫が便秘になる主な原因

猫の便秘の原因は、生活環境に関わるものと病気に関わるものに分けられ、いくつかの原因が重なっている場合も考えられます。

<水分不足>

体の水分が不足すると、腸で便から多くの水分が吸収され、便が硬くなりやすくなります。ドライフード中心の食事や、気温が下がって飲水量が減る時期には注意が必要です。

<トイレ環境やストレス>

砂の種類が合わない、トイレが汚れている、設置場所が落ち着かないなどの理由から排便を我慢し、便が腸内に長く残ることがあります。
また、来客や引っ越しなどの環境の変化をきっかけに、排便のリズムが乱れる猫もいます。

<毛玉や運動不足>

毛づくろいで飲み込んだ毛が消化管内に多くたまると、便の通過に影響する場合があります。また、運動不足は腸の動きに影響し、便秘につながる可能性もあります。

<病気が関係している可能性>

腎臓病によって尿を濃縮する働きが低下すると、尿として失われる水分が増え、脱水によって便が硬くなりやすくなります。

また、過去の骨折で骨盤の形が変わって便の通り道が狭くなっている場合や、腸やその周囲に腫瘍がある場合も、便が出にくくなる原因のひとつです。

さらに、大腸が広がったまま便を送り出す力が弱くなる「巨大結腸症」が関係している場合もあります。

受診したほうがよいサインと避けたい対応

ひとつの目安として、2日以上便が出ていない場合は、早めに動物病院へ相談することをおすすめします。気になる変化がみられた段階でかかりつけ医に連絡できると安心につながります。

<早めに受診したいサイン>

次のような様子がひとつでもみられる場合は、便が出ていない日数に関わらず、早めに動物病院へご相談ください。

✓ 排便の姿勢を何度も繰り返す
✓ 食欲がない
✓ 嘔吐している
✓ 元気がなく、寝ている時間が長い
✓ お腹が張っている

以下の場合も重症化のリスクがあるため、早めの相談をおすすめします。

・高齢
・持病がある
・過去に便秘を繰り返していた

加えて、ひもなどの異物を飲み込んだ可能性がある場合は、腸閉塞などにつながるおそれがあるため、便秘の症状がなくても速やかに動物病院へご連絡ください。

<自己判断で避けたい対応>

次のような対応は猫の体に負担をかけるおそれがあるため、控えてください。

・人間用の便秘薬を与える
・自己判断で浣腸を行う
・オイルを飲ませる
・サプリメントだけで長く様子をみる
・急にフードを切り替える

一見、猫にとってよさそうなフードやサプリメントも、便秘の原因によって合うものが異なるため、事前に獣医師へご相談ください。

<宇都宮市のさかきばら動物病院の診療>

便秘は年齢を問わず猫にみられる排便トラブルのひとつです。治療が必要な病気が隠れていることもあれば、生活環境の見直しによって改善が期待できる場合もあります。

宇都宮市・若草にあるさかきばら動物病院では、便秘の原因を丁寧に調べ、科学的根拠に基づいた診療を大切にしています。また、食事や水分補給、トイレ環境など、ご家庭でできる改善方法についてもアドバイスしています。

さらに、猫が落ち着いて受診できるよう、犬との接触を避ける待合室の工夫など「キャットフレンドリー」な環境づくりにも取り組んでいます。
愛猫の便秘や排便に関する小さな疑問やご不安にも、丁寧にお応えいたします。

「キャットフレンドリー」の取り組みについては、こちらをご覧ください

まとめ|便秘かもと思ったら、記録と早めの相談を

猫の便秘は、トイレの回数や便の硬さ、排便するときの様子から、自宅でも変化を確認できます。

便秘が続くと、排便のたびに苦痛を感じたり、お腹の張りや不快感から食欲が落ちたりすることもあります。
愛猫の負担を長引かせないためにも、「もう少し様子見をしよう」と考えるのではなく、一度動物病院で診てもらうことをおすすめします。

受診するほどではないと感じる変化でも、健康状態を確かめるきっかけになります。
宇都宮市で猫の便秘や排便の様子が気になる飼い主様は、お気軽に当院までご相談ください。

栃木県宇都宮市にある『さかきばら動物病院』
当日の診療受付はこちらから

℡:03-4570-4868

整形外科・腫瘍科・泌尿器科に注力。
お気軽に何でもご相談ください。

宇都宮 さかきばら動物病院

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